脳に必要な栄養素【ビタミン、ミネラル】

他の栄養素の働きをサポートしたり、骨や組織を造っているのがビタミンやミネラルです。これらが欠乏すると疾病が発生したり、成長に障害が出たりします（ビタミン欠乏症）。ビタミンは様々な種類がありますが、脳の活性化に特に影響が強いのはＢ群で、アミノ酸の代謝に作用します。ミネラルは神経情報の伝達をスムーズに行うよう作用します。
ビタミン、ミネラルの働き

• ビタミンＢ１：ブドウ糖をエネルギーに変えるのに必要なビタミンです。これが不足すると記憶に作用するアセチルコリンが減少したり神経伝達物質のやりとりに支障をきたして、記憶力や集中力の低下を招きます。
• ビタミンＢ３：ナイアシン（あるいはビタミンＰＰともいう）ともよばれ、脳神経の働きを助け、血行をよくしたり脳のエネルギー代謝に作用します。
• ビタミンＢ６：神経伝達物質の合成にかかわっています。慢性的に不足すると知能の発育不全を引き起こします。
• ビタミンＢ１２：神経細胞の生成や修復を行います。欠乏すると、悪性貧血である巨赤芽球性貧血になったり、神経症状や精神症状も引き起こします。
• カルシウム：脳内に取り込まれると、ある酵素に働き神経情報をスムーズに流す働きをします。また、カルシウムの吸収を促進するビタミンとしてビタミンＤがよいとされます。
• ヘム鉄：酸素を運ぶヘモグロビンの原料となります。不足すると鉄欠乏性貧血を起こすことがありますが、過剰摂取はフリーラジカルを生成し、ＤＮＡやタンパク質及び脂質を破壊するので、サプリメントで補給するのは避けた方が良いでしょう。

※ビタミンＢ群は水溶性ですから過剰摂取に関しては問題とはならないとされています。

馬肉には、栄養価が高く食べても太りにくいことと低アレルギー食品であることから、食肉のチャンピオンと言われています。牛豚鶏などの畜種より、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高たんぱく質で、ミネラルとしても牛肉や豚肉の3倍のカルシウム。鉄分はほうれん草・ひじきより豊富で、豚肉の4倍・鶏肉の10倍に及んでいます。豊富なビタミン（A・B12・E)を含み、さらに牛肉の3倍以上のグリコーゲンを含みます。
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