脳に良い食事とは?

脳の重さは体重の2%しかなく、臓器の大きさとしても全体の2%しかありません。しかしながら、脳が消費するエネルギーは体全体が消費するエネルギーの18%も必要とします。
しかも、脳が使えるエネルギー源は唯一ブドウ糖しかありません。ブドウ糖のみをエネルギー源としている臓器は他にもあり、取り入れたブドウ糖をリサイクルして使用していますが、脳は一度使用したら二酸化炭素と水素に分解されて体外へ排出されてしまいます。
もちろん、ブドウ糖だけを摂取すればよいわけではなく、脳を活動させるためのさまざまな栄養素が必要となります。ブドウ糖を始めとする脳に必要な栄養素を紹介します。
糖質

唯一のエネルギー源であるブドウ糖のもとになる糖質を含む食材にはどういうものがあるのでしょうか。また、1日にどれくらい摂取しなければならないでしょうか。

アミノ酸

アミノ酸は体の組織を構成しているタンパク質の最小単位です。当然脳もタンパク質で構成されています。アミノ酸の中には神経伝達物質の原料となるものもあります。

フォスファチジルコリン

アセチルコリンという物質が減少するとアルツハイマー病になるといわれています。このアセチルコリンの原料となるのがフォスファチジルコリンなのです。記憶力を高めるのに重要な栄養素です。

DHA、アラキドン酸

脳を構成する重要な物質はタンパク質ですが、脳の乾燥重量でみてみると、タンパク質は約40%、脂質が約50%となっていて脂質が重要な栄養素であることがわかります。その脂質の中でも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やアラキドン酸は脳を活性化する栄養素として注目されています。

ビタミン、ミネラル

ビタミン、ミネラルは栄養素の働きを助けたり、代謝を促したりする潤滑油の役目があります。体の調整をするアシスト役ですがこれらが欠乏すると働きが鈍ったり病気を引き起こしたりします。脳の働きにも大いに関係がある栄養素です。

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